ウィッチャーの事件簿シリーズ夫婦の秘密のキャスト
ウィッチャー
創設まもないスコットランド・ヤードの最初の刑事と言われている。過去に幼児殺害事件のロードヒルハウス事件を担当し、真犯人を捕まえられなかったことでトラウマを抱え、その後警部を辞し私立探偵となった。
結構横顔が映ることが多く、全然ストーリーや役柄と関係ないが、「猿の惑星」の猿役いけるんじゃないかと思うくらいもみあげが長くて濃い((+_+))
今回はラストシーンでウィッチャーにもいいことが起きそうな予感💛
ヘンリー卿
妻ジェーンの不貞の調査依頼をした人物
赤ら顔でふてぶてしい感じ、18世紀の男尊女卑の時代はこんな感じかなぁ。妻の遺産目当てに結婚したに違いない。
ジェーン
ヘンリー卿の妻。ジェーンの父の友人だったヘンリーと17歳の時に結婚。今住んでいる土地や家はジェーンの父のもの。
当時の女性としては、学歴もあり自立した女性。そして自分の不遇を嘆くのではなく切り開いていく強さがあり、共感できる。だから不倫！って納得のような・・・
マシュー・ソログッド（ターナー）
ジェーンの密会相手
うーん、仕事を持たないだらしない人。ハンサムで優しさだけが取り柄？ジェーンと密会していたのに、別の婚約者がいたなんて！！
ライナス・フィンチとエマ・フィンチ
兄ライナスは薬屋勤め、妹エマはマシューと婚約し赤ちゃんがいる。
ライナスは妹をいつまでも養わないマシューに腹を立てている。
エマは大人しくマシューを待つ可愛い女性。幼いうちに子供を産んで仕事も出来なくてこれからどうするんだろう。心配だ。
クリストファー・スケリット
ヘンリー卿お抱えの騎手。フィンチ兄弟、マシューと友人関係。
ルースとジョシュア
夫婦。妻ルースは郵便局を運営、ジョシュアは馬の鍛冶屋。
今回ウィッチャーはヘンリー卿の仕事で出張のため、夫婦の宿を借りる。ルースは明るくておしゃべり。ジョシュアは真面目な青年。絵にかいたような幸せそうな2人。
ウィッチャーの事件簿シリーズ夫婦の秘密のストーリー（ネタバレ）
ヘンリー卿妻ジェーンの不貞の証拠を見つけることを依頼される。今で言うなら“浮気調査”
スコットランドも元警部が担当するには、小さい事件だが、どうやら紹介で断れなかったよう。
見事、ジェーンの後をつけ、ホテルにチェックインして抱き合いキスをするシーンを目撃。調査報告書の提出までスムーズに終了。
びっくりしたのはヘンリー卿は、妻と別れるために不貞の証拠が必要だった。そして離婚するには裁判をしなくてはいけないので、ジェーンの不貞相手マシューに証人として出廷することを伝える。
裁判の日、マシューが出廷しないため、裁判は延期。ヘンリー卿は怒り心頭。
ウィッチャーがマシューを探しに行くと森の中で死体で見つかった！
ここから事件が大きく動き始める。
マシューは、親からの仕送りで生活しており、ジェーンと付き合う前から婚約してた。
その婚約者エマとの間には子供も1人。
エマは競馬場で、クリストファーと友人のマシューと知り合い恋に落ちる。
ライナスは、エマといつまでも結婚しないマシューに腹を立てて、何度も言い争いをしていた。それを近所の人に見られていたことと、アリバイがなくてマシュー殺しの犯人として逮捕されてしまう。
その逮捕現場にいたウィッチャーは赤ちゃんを抱くエマに「助けて！」と懇願され、捜査を開始する。
（きっと子供にトラウマがあるウィッチャーはエマと赤ん坊を不憫に感じほっておけなかったんだろうな、優しい一面を見せるウィッチャー）
その後の調査で、ヘンリー卿がアリバイを証言したためライナスは釈放。
ウィッチャーはマシューの父親の元を訪ね、マシューの子供と母親（エマ）を保護してほしいと頼む。父親は牧師で厳格な人で最初はうんと言わなかったけど、指輪を用意していたことでマシューの本心をしり、快諾する。
帰り道の墓地を見ながら珍しい苗字の墓を発見。何かが閃くウィッチャー。
急いで宿へ帰り、ジョシュアとルースの部屋を捜索するが何もない。
そこにジョシュアがやってきて「私もルースが殺したのではないかと思って探したけど何もなかった」と。
そしてルースが錯乱状態で帰ってくる。「馬が薬で殺されてどうにもならなかった。」
マシューの家に手帳を探しに来たクリストファーの不審な様子を思い出し、クリストファーに会いに行くウィッチャー。
全ての点が線でつながった瞬間
クリストファーは儲け話があるからと薬屋のライナスから薬を持ち出させ、馬に飲ませて八百長をする。マシューも巻き込んでいたが、エマと結婚するために抜けようとしていた。
ルース夫妻の元住んでいた場所はマシューの実家の近く。
マシューの家は教会で厳格、ルース夫妻は実は兄弟で結婚できないので2人で逃げてきたのに、マシューに見破られてしまう。
今の生活を大事にしたいルースはマシューを殺してしまった。
ウィッチャーの事件簿シリーズ夫婦の秘密の気になるシーンの感想（ネタバレ）
悲しい終わり方。
狭い関係の中では、近親相姦や親と娘の強姦とかいろいろ闇があったんだろう。
だから奇形の子供が生まれてフリークショーが盛んになったのかもしれない。
直接渡せなったが、マシューがエマに送ろうと思った指輪のケースが革でできた本当に小さいケースでとってもかわいい。まさにアンティーク！
こういう演出が素晴らしい。
スコットランド・ヤードが創設したばかりのこの時期、“私立探偵”という職業はメジャーではなかったようで、ジョシュア達との食事中に「へー、私立探偵なんて言葉知らないな」というシーンがある。この頃のイギリスは何でも最先端を走ってたんだなぁ(^^)
そして、最後におつきあいしている微妙な関係のシャーロットと距離が縮まる予感。
ウィッチャーの幸せそうな笑顔がラストシーンで救われた！