夜の十字路のあらすじ(ネタバレ)の 奥さんの活躍 テーマ曲と最高傑作はどれ?

ローワン・アトキンソンの名演技が見たくてもう1本メグレ警視「夜の十字路」を見てみました!



メグレ警視 夜の十字路のあらすじ(ネタバレ)

カールアンダーソンの駐車場で死体を見つけたのはお節介好きな近所の奥さんミシェネ夫人。

巻き込まれたくないからとカールと妹のエルゼは逃亡する。

逃亡犯を追う地元の警察ルイ・グランジャン警部から電話を受けたメグレ刑事がパリ駅へ部下を向かわせる。

駅でカールとエルゼを連行し警察署へ連れてくる。

署にはグランジャン警部とメグレ警視が待っていて、カールに事情聴取をする。

カールは顔の左側火傷して左目を失っている。理由は飛行機事故にあったとのこと。

またカールはデンマーク出身ということで経歴を調査するが該当者なし。話すよう強要するが答えないカール。

そこでグランジャン警部とメグレ警視はカールの家行く。

カールは銃の収集家だったことがわかる。また妹は監禁されていたという。
見つかった死体を現場検証して、靴からアントワープのユダヤ人の宝石商イザック・ゴールドバーグと判明。

イザックとカールとの関係を調べたが何も出てこないのでカールは釈放される。

それを見たグランジャン警部が怒りメグレ警視を怒鳴りつける!

その後、メグレ警視に「さっきは失礼なことをした」とグランジャン警部が謝りにきた。そしてお詫びのしるしに夫婦で合わないかと誘われ、16年ぶりに四人で食事をする。

その席でグランジャンの奥さんから、「夫は浮気しているので調査してくれないか」とルイーズは頼まれる。
メグレ警視はルイーズに「深入りしない方がいい」とアドバイスするがほっておけないルイーズはグランジャン警部の行き先を突き止め、ポーカーをしていたことをグランジャン警部の奥さんに伝える。

ほっとするルイーズ。



カールの妹エルゼを監視するために張り込みを続けるジャンジャイエ刑事と地元の刑事。
修理工場にたくさんの男が入っていく様子を見てジャンジャイエは中に入ると、そこではボクシングの違法賭博をしていた。地元の刑事はそれを見逃して賄賂をもらっていたを知る。

カールが釈放され家に帰ってくるが、仕事があるのでパリへ行くと言って出かけていく、その後を追うメグレ警視の部下が何者かに車をぶつけられカールを取り逃してしまう。

宝石商のコーバッグの奥さんが出頭し、主人の死んだ現場を見たいと言ってカールの家に向かう。

迎えたメグレ警視の目の前で奥さんは打たれ倒れてしまう。

犯人を追いかけるメグレ警視と仲間たち。

逃げていくミシェネを捕らえるが、ミシェネの持っていた銃では発砲した形跡がない。その後、連行しようとしたときにミシェネが逃げ出し道路に飛び出て、車にひかれて死んでしまう。
グランジャン警部の縁様子がおかしいと気づいた、メグレ警視は自宅で部下に指示をする。
メグレ警視はグランジャンが事件に関わり、裏で賄賂を受け取っていると考えている。
ミシェネと修理工場のオスカルとグランジャンとその部下の4人が怪しいと見当をつける。
かわいそうなアンダーソンは利用されたと考えている。

メグレ警視はアントワープに行ってアンダーソンの妹はすでに死んでいて、今一緒にいるエルゼは、元娼婦で結婚していることを突き止める。

また、オスカルの修理工場ではスペアタイヤがよく売れていることを調べ、オスカルがいない間に妻に責め寄ったところ白状した。

エルゼがグランジャンをたぶらかし、オスカルとグランジャンの部下を使って金儲けをしていた。

そして宝石商をグランジャンに引き合わせたのも妹(今は妻)で宝石商を殺したのもグランジャンだった!

パリで事故で死んだミシェネ以外の3人が集まり、宝石を山分けして別れる。

その足でグランジャンは駅へ行き、列車の中で女を待つが、来たのはメグレ警視だった。

グランジャンは妻からも仕事からも解放される!ことを望んでいた。

一方、エルゼは、グランジャンとの待ち合わせに行くときに、カールが血だらけで帰ってきた。

邪魔をされたエルゼはカールを殺そうとする。

そこへ、メグレ警視がやってきて、エルゼを逮捕しカールを救う。

カールは瀕死の状態だが生き返り、父親の大使が迎えに来る。

可愛そうなのは、カールはエルザに殺されそうになったのに「エルザにいつまでも待っていると伝えてくれ」とメグレ警視に伝言したこと。泣けるシーン。




メグレ警視 夜の十字路のあらすじ(ネタバレ)の 奥さんの活躍

今回もメグレ警視の奥さんルイーズの活躍がよかった!

ルイーズは夫メグレ警視のよき理解者で、メグレ警視の推理を加速させるアドバイスをする!

ドラマシリーズでは、ルーシー・コフー(Lucy Cohu)が演じています。

この方が、とてもきれいで、頭の良さそうな顔だち。

ローワン・アトキンソン演じるメグレ警視と2人で歩く姿はとっても素敵です。

今回の事件でも、メグレ警視の友人でもあるグランジャン警部の妻からの依頼を受けることで、事件の解決の糸口をつかみます。

そして気が付かなかったのですが、『リッパー・ストリート』にも出演されています!

ユダヤ人の孤児院を運営しているゴレンさんでした(^^♪

リッパー・ストリートでゴレンさんを紹介している記事




メグレ警視最高傑作はどれ?

作者はジョルジュ・シムノン、シリーズは河出書房新社から全50巻が出ています。

75長編28中短編の計113編といわれていますのですごい数の事件を解決していますね(*_*;

私は全編を読んでいませんが、特に突飛な事件がおこるわけでもなく、メグレ警視が奇想天外な解決をするわけではないのですが、淡々と事件を解決し、それをサポートする仲間、そして妻の協力や、一歩離れた立場での助言を元に事件解決をする様は、ミステリー好きなファンを虜にしてしまう。

時代的に、みんなそれも女性も煙草や、葉巻、パイプを平気で吸うところも何となくノスタルジックで事件に影やスポットライトをあてて、メリハリをつけています。

過去にも名探偵ポワロ、ミスマープル、刑事コロンボ、どれも人間味あるふれる主人公と仲間がいて、読みたくなるシリーズです。

個人的には、ご馳走のコース料理ではなく、毎日食べても飽きない「おうちごはん」っていう感じです(^^♪



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする