ソロモンの偽証 小説 ネタバレ キャスト(韓国)意味 感想 嘘

宮部みゆきの『ソロモンの偽証』

日本でも映画にもなりました!そして韓国では2016年にドラマとなって登場!

どんな感じか早速見てみましょう♪



ソロモンの偽証 小説 ネタバレ

作者は 宮部みゆき さん

日本の小説界を代表する人気作家!

私も大ファンでよく読んでいますが、追い付かないくらい出版が多い(*_*;

いったいどこからそんなに話のタネがわくのか?

私がよく読むのは、時代背景が色濃い内容に惹かれる。例えば、『火車』は、クレジットカードローンによる多重債務問題を題材にした名作!だからこそ山本周五郎賞を受賞したんだと思う。『模倣犯』も宮崎勤事件の事実はこうだったんじゃないかと思わせるような洞察の深さが魅力ですね~

そして 2012年、『ソロモンの偽証』が3部作、なんと原稿用紙4700枚という超大作として発表された。どうしたら、こんなにたくさん書けるのか?
あまりの大作に読む勇気と時間が。。。
でもそこは宮部さん、読ませる力があるのでグイグイくる場面や、さらっとした場面のリズムというか、その辺がとっても上手いんです(#^^#)





日本では『ソロモンの偽証』を前編・後編として2回に分けて配給。データによると2015年3月7日・4月11日連続公開!

長編のため2部作で配給された映画なんて、ほとんどないと思う・・

子供のころにTVで見た『風と共に去りぬ』で休憩がある映画をみてびっくりしたけど、2部作ってすごい(≧▽≦)

ということで、簡単に内容を書くと、

舞台は中学校。14歳の男子中学生が窓から飛び降りて自殺。
クリスマスの朝。雪でうもれているところを。偶然同級生が発見し、事件となる。

自殺なのか、事故なのか、それとも殺人?

メディアも注目し、親も教師も騒然とした中、自殺として解決したと思われた。

その後他殺を匂わせる手紙が届き、事件の全貌を解明するために、生徒たちによって学校内裁判がはじまる。

宮部さんは、法律事務所に勤めた経験があり、グレーでも裁かれる、裁かれない。そんな微妙な裁判を実際に見聞きしたのかもしれない。
そのせいか、中学生とはいえ複雑な人間模様、友情、嫉妬、尊敬、妬み、恐怖などを中学生と教師、親との関わりの中で描いています。



宮部みゆき

誕生 1960年12月23日(59歳)
日本 東京都江東区
職業 推理作家・小説家
ジャンル 推理小説・時代小説・ファンタジー
代表作 『龍は眠る』(1991年)
『火車』(1992年)山本周五郎賞
『理由』(1998年)直木三十五賞
『模倣犯』(2001年)
『名もなき毒』(2006年)

もちろんドラマを見てから、映画を見てから、いつでもいいので原作もお勧めです♪



ソロモンの偽証キャスト(韓国)

コ・ソヨン(キム・ヒョンス)

校内裁判の検事役、主役は初めての抜擢。
コ・ソヨンの眼差しは真っすぐで、真実を突き止めようとする気持ちがとてもよく表現されていました。

ハン・ジフン(チャン・ドンユン)

校内裁判の弁護人、他校の生徒

ペ・ジュニョン(ソ・ジフン)

校内裁判の弁護人補助

イ・ソウ(ソ・ヨンジュ)

原告 校内裁判の事件の当事者(死体で見つかった)、ジフンの友人

イ・ジュリ(シン・セフィ)

告発状差出人、校内裁判の証人

チェ・ウヒョク(ペク・チョルミン)

告発状差出人、校内裁判の証人

キム先生(シン・ウンジョン)

裁判サークル担当教師

コ・サンジュン(アン・ネサン)

ソヨンの父、ソウル南部警察署刑事

チョ社長(チョ・ジェヒョン)

ウヒョクの父、ムソン産業社長




ソロモンの偽証 意味 感想

ダビデ王の継承者として「ソロモン」が選ばれた。王となったソロモンはある日夢を見て、神に「「善悪を判断してあなたの民をさばくために、聞き分ける心をしもべ(ソロモン)に与えてください」と願ったところ叶い、願ったとおりの知恵に加え、富と誉れも手にすることができた。とキリスト教の旧約聖書に書いてあります。

そして「偽証」とは嘘、偽りの証拠ということです。

知恵のあるソロモンがなぜ偽証しなければならないのか?

その辺りにこの作品のコンセプトがあるような気がします。

そもそも宮部さんが学校裁判という題材を選んだのはインタビューでこのように話していました。

「1990年に神戸の高校で、遅刻しそうになって走って登校してきた女子生徒を、登校指導していた先生が門扉を閉めたことで挟んでしまい、その生徒が亡くなるという事件がありました。その後、この事件をどう受け止めるかというテーマで、校内で模擬裁判をやった学校があった。それがすごく印象に残っていたんです。」

そして、学校というある意味閉じられた世界・聖域に「警察や司法がはいる」ことの大変さをニュースで感じていたんだそうです。

当事者となったクラスメートが、裁判という形をとって真実を求めていく、辛いことも多いけど、それが社会に出て生きることにも繋がっている気もします。

早くそのシステムに慣れておくのは、社会に出たときにきっと約に立つ経験になるな~としみじみ思います。

正義=正しいわけじゃない。立場によって気持ちによって変わっていく。

大人だって割り切れないのに、過敏な中学生を描いたから、こんなに大作になっちゃったのkな❓ ←納得(^^



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