リリントンプレイスエヴァンス事件の主人公ティムロスの今

最近歴史に名を残す事件をドラマにしたストーリーが気になっており、今回は「死刑」執行について歴史を変えることになった“エヴァンス事件”を取り上げたドラマです。

1948年 舞台はロンドン リリントンプレイス10番街

リリントンプレイスエヴァンス事件の主人公ティムロス

ドラマは3話完結

連続殺人犯レッジが牢屋から出所して9年会わなかった妻エセルとの再会からスタート。

9年の間行方不明だったのは大戦を挟んでその後軽犯罪で捕まっては出所を繰り返していたからだった。

禿の叔父さんのどこに惹かれているのかエセルは、レッジとの再会に疑問を持ちながらも寄りをもどし、リリントンプレイスという鬱蒼とした薄暗いアパートに新居を構える。

(9年連絡をしてこないのに待っていたのは何故?映画で見る限りエセルはまっとうな家柄で、真面目に仕事をしている。子供もいないのでレッジを待っている必要なんてないのでは?それでもこの時代は、夫に仕えるという風潮だったのかも。世間体とかいろいろ。。。)

そしてしばらくは普通の生活をしているが、夜な夜な外出する夫を不審に思ったエセルは後をつけて売主婦と一緒にいるところを目撃。そのことを問い詰めると知らを切り、逆切れしてエセルの首を絞める!

殺されそうになったエセルは、兄夫婦の元へ身を寄せるが、レッジからの手紙でリリントンプレイスへ戻る。

その時、連れ添ったエセルの兄は不審なものを感じるが、エセルは大丈夫と言って兄を帰す。

この時から、エセルはレッジに不信感をもっているそぶりを見せるが、一緒にいる選択をしたのは、やっぱり時代のせいなのか?

(私なら怖くて一緒にいられない。表情にとぼしいレッジは本当に奇妙で、そこが怖い((+_+)))

そして、今回の事件のエヴァンス夫婦が2階に引っ越してくる。

ドラマでは描かれていなかったが、エヴァンス夫妻の 夫ティモシーは知的障害があって高給の職にはつけず、2人の子供を育てるにには大変だったようだ。妻のベリルもそう感じてレッジに中絶手術を依頼した。

それが失敗!当たり前だが、おそらくレイプして絞殺したと思われるが、今の状況では夫のティモシーが犯人にされてしまうので、逃亡させ、赤ちゃんのジェラルディも置き去りにしてしまう。

結果、逃げ切れなったティモシーは自首し、裁判で裁かれ死刑となってしまう。

その裁判にはレッジも証人として、「ティモシーが妻と子供を殺して運ぶのを見た」と証言する。

(きっとティモシーは知的障害があって秩序立てて証明できなかったんだろう。そこを度胸だけはあるレッジが堂々と嘘の証言をしたことで誰も疑わなかった!見ていてつらいというか憤りを感じる)

一部始終を見ていたエセルは、ティモシーに釘をさすが、ティモシーも我慢できずとうとう妻を絞め殺してしまう。その時のうっとりとした顔には寒気がする。




そしてタガが外れたように、そのあと何人もの女性を殺して、キッチンの壁に隠し、庭に隠し、家賃が払いきれずアパートを出て逃亡生活が始まる。

その後1953年にティモシーの住んでいたアパートの新しい住人が死体を発見!ティモシーは指名手配される。

そして捕まって裁判を受けるが、ジェラルディだけは殺したことを認めず、ティモシーは冤罪だったと発覚する。

殺人を告白するときも、淡々と話し、自分は記憶障害があるから死刑にはならない、とシャーシャーと話し、薄笑いを浮かべるレッジ(ジョン・レジナルド・クリスティ)

冤罪となった事を警察のせいにして、自分は死刑にはならないと開き直るレッジは性格障害と言われている。

(怖いよ~こんな人が隣にいたら怖すぎる(>_<)、そしてそう思わせるティム・ロスの演技は真に迫って夢に見そうだ!)



リリントンプレイス ドラマ キャスト

ジョン・レジナルド・クリスティ(レッジ)

連続殺人事件の真犯人。性格障害ともいわれるが、厳格な父親と甘い母親の元に育ち性に関してコンプレックスがある。自分を誇示するために嘘をついたり見栄をはって数多くの犯罪を犯している。

海の上のピアニストのティム・ロスが演じている。まだ髪はあるはずなので、頭はメイクかな?髪がないせいか余計 眼の演技がすごくて、物静かなのにヒヤッとした雰囲気はさすが!アカデミー俳優って思わせる。

https://www.instagram.com/p/B_Ic3oJj1oO/

エセル・クリスティ

9年間行方が分からなかったレッジとよりを戻し、さらに一度首を絞められているのに又レッジの元に帰る。最後は夫に絞殺されてしまう。

マイノリティ・リポートのサマンサ・モートンが演じている。時代にあった衣装と化粧、そして夫を疑いながらも戻ってしまう妻を演じている。

ティモシー・エヴァンス

知的障害があるために思うような収入が得られず、妻とはよく口論をしていた。それが殺人の動機と思われてしまった。

ベリル・エヴァンス

若く美しい妻、教養は高くないが、夫につくしていた。子供はジェラルディをさずかり、2人目を中絶しようとするが費用がないところを、レッジに付け込まれた。



ティムロス 身長・性格・妻・ピアノ・最近

ティムは性格俳優で、コメディ、アクション、悪役、人格者など様々な役柄ができるので監督さんにひっぱりだこのようで様々な映画・ドラマに出演しています。

本名 ティモシー・サイモン・ロス
Timothy Simon Roth
生年月日 1961年5月14日(58歳)
出生地 イングランド・ロンドン
身長 170 cm
職業 俳優・映画監督
配偶者 ニッキー・バトラー(1993-)
主な作品
『レザボア・ドッグス』
『パルプ・フィクション』
『ロブ・ロイ/ロマンに生きた男』
『海の上のピアニスト』
『PLANET OF THE APES/猿の惑星』
『インクレディブル・ハルク』
『ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る』
『ヘイトフル・エイト』

記憶に残るのは、やっぱり1998年“海の上のピアニスト”でしょうか?

『海の上のピアニスト』で主演をつとめて、映画監督として“素肌の涙”を制作し、ヨーロッパ映画賞ディスカバリー賞を受賞しました。

2001年“PLANET OF THE APES/猿の惑星”のボス猿役で主演、ほんとに幅広くできる役者さんです。

2019年にはクエンティン・タランティーノ監督の“ワンス・ア・ポン・アメリカ”にも出演

2020年はどんな役で活躍するのか楽しみです♪