コロンボを思わせるような風貌のモンク
フランスのドラマかと思ったら、アメリカで2002年7月12日に放送を開始し、2009年12月4日まで最終シーズンとなる第8シーズンが放送されていました
名探偵モンク キャスト(ネタバレ)
エイドリアン・モンク演:トニー・シャルーブ
サンフランシスコ市警察のコンサルタントとして働く私立探偵。最終シリーズではなんと50歳!
モンクは10代のころから強迫性障害を患い、現在では30以上もの恐怖症も併発。
それでも、サンフランシスコ市警察の警察官となり、捜査課の刑事として活躍していた時に、妻が殺害されてします。そのことによって強迫性障害 and PTSDにもなり、休職中ということろからスタート。妻の事件の解決と、復職を目指しているコンサルタントとして事件にかかわっていく。復職ができるかもドラマの見どころ。推理を披露するときの「経緯はこうです」(Here’s what happened)が決め台詞。
サンフランシスコのモンクの自宅にはいまも妻の写真が飾られ、テーブルのわずかなズレすらも彼女の名残の一つとして保存されている。どれだけ深く愛しているかがわかるエピソード。
モンクは、コロンボっぽいとも思ったけど、メグレ警視のイメージもある(*’ω’*)
これだけ個性が強いと人気者になるのもうなづける。そして30以上もの恐怖症が当人にとっては深刻だと思うけど、いちいち面白い!
シャローナ・フレミング演:ビティ・シュラム
モンクのアシスタントで、以前は看護師をしていた(のちに復職し、最終的には看護師長になっている)。夫と離婚して以降はシングルマザーとしてベンジーを育てており、金銭的にも大変そう。給料の未払いが原因でモンクとの関係が悪化することも度々。看護婦らしく、面倒見がよく、そして強気なところはマネージャーのように警察側にコンサルタント料の値上げも要請する。劇中でモンクのことを「エイドリアン」と呼ぶことも。
リーランド・ストットルマイヤー警部演:テッド・レビン
市警察本部捜査課の警部。モンクの刑事時代の上司。
モンクの推理力を頼って事件捜査を依頼する。シーズン1でモンクが犯罪コンサルタントとして復帰した直後からシーズン1の中盤まではモンクを厄介者扱いしていたが、そのうち、彼に事件を依頼することも多くなる。シーズン1で、モンクの復帰に異論を唱えて、モンクは復帰できないシーンがあった。もしかしたら、モンクの犯罪解決能力の高さにいささか嫉妬心とコンプレックスを抱いていたから?それでも嫉妬心とは裏腹にモンクの一番の理解者であり、彼の推理力には絶対的な信頼をよせている。モンク自身も親友だと語っている。
シーズン2以降ではモンクを守るためやモンクへの信頼の高さから、自身の警察官生命をも賭けた捨て身の行動をとるシーンも多くあった。
ランドール・”ランディ”・ディッシャー警部補演:ジェイソン・グレイ=スタンフォード
市警察本部捜査課の警部補。ストットルマイヤー警部の部下。
若くして警部補に昇進したエリートなのに、事件捜査ではとんちんかんな推理やドジが多く、ストットルマイヤー警部を呆れさせてしまう。これもモンクと対比して面白くする脚色なんだろうけど。そのとんちんかんなところは、ランディの人柄もでて憎めない存在に。
基本はストットルマイヤー警部の指針や指示には何の違和感も持つことなく従う警部には必要な部下。子供に対して優しく、正義感はモンクや警部にも劣らない。
モンク、警部、ランディと3人はそれぞれ違うキャラでドラマを楽しくしてくれている。目が大きくきょろきょろしているので、ずる賢いのか?と思いがちだけどそんなことなくて、良きアメリカ人の代表!という感じ。
Dr.チャールズ・クローガー演:スタンリー・カメル
モンクかかりつけの精神分析医。
モンクはセラピーの最中に事件の相談などもしており、クローガー自身、モンクの言動に苦労しつつも、良好な関係を維持していた。役者の死亡を受けて作品内でも死亡扱いとなった。
名探偵モンク コロナ エピソード
なんと人気ドラマのモンクが、チャリティを目的としたPeacockの『At-Home Variety Show(原題)』というバラエティ番組でコロナに関するエピソードを配信。
このエピソードで俳優トニーは強迫性障害を抱えるモンクとして登場。
新型コロナウイルスの感染に怯え、自宅に引きこもる姿が描かれている。
(下の動画の1:40頃からモンクの特別エピソードがスタート)
テーマソングとともに始まった特別エピソードの中で、モンクはTVでコロナに関するニュースを見て心配になり、手を延々と洗い続け、靴下を履く際には手袋はもちろん、足袋(?)まで使用。果物を食洗機で洗い、郵便物はパスタトングで掴んだ後、開封する前に電子レンジに入れて加熱し殺菌消毒する始末。パソコンで仲間と会話するシーンでは、ナタリー・ティーガー役のトレイラー・ハワード、リーランド・ストットルマイヤー警部役のテッド・レヴィン、ランドール・ディッシャー警部補役のジェイソン・グレイ=スタンフォードも登場。モンクに元気かと尋ねる3人に彼は「ソーシャル・ディスタンスだよ」と言ってパソコンの画面にも近寄ろうとしない有様だ。ディッシャーがアレルギーでくしゃみをしたら、パソコンの画面越しなのに部屋で逃げ惑うモンクの姿が描かれている。
約5分のミニエピソードの後にトニーが登場。
実はトニーは感染していたと話している
「皆さん、トニー・シャルーブです。今は、誰もがモンクのような状態になっていることでしょう。ところで、実は私と妻のブルックはコロナに感染していました。非常に大変な数週間でしたが、私たちよりも症状が酷い方々もたくさんおられます。(部屋の外から拍手が聞こえてきて)あ、7時ですね。医療従事者の皆さんにお礼を言う時間になりました。皆さんも、気をつけてください。家にいましょう、そして正気を保ちましょう」
短いエピソードではあるが、モンクの性格がコメディタッチで描かれており、ホットするエピソード。
やだ!またモンクが見たくなってきた(*’ω’*)