「huluならこれが面白いよ」と勧めてもらって見始めたら、止まらない!やめられない!かっぱえびせんみたいなドラマ!
いや面白いからというより、女性なら「こんな世界あるの!」という怖いもの見たさかも!
とにかくエグイ!恐ろしい!女性蔑視!
男性も女性も見てください!
ハンドメイズテイル の意味(ネタバレ)
ハンドメイズテイルを英語で書くと『The Handmaid’s Tale』と書きます。
まず『Handmaid』の意味を調べてみました。そのまんま意味が通じるくらい有名なドラマってこと!
『侍女の物語』(じじょのものがたり、The Handmaid’s Tale)は、カナダの作家マーガレット・アトウッドのディストピア小説。1985年のマーガレット・アトウッドの小説『侍女の物語』を原作として製作された、2017年に始まるアメリカ合衆国のディストピア・テレビドラマシリーズである。
引用:weblio
Handmaidは侍女の意味、本来の侍女とは雇われた家の雑用や身の回りの世話をする人ですが、ハンドメイズテイルの侍女では『子どもを産むための女性』。
ディストピアはユートピア(理想)の反対の意味で、自由がなく人としての尊厳や人間性がどこか否定されているような社会のこと、問題定義をする小説をドラマ化したということですね!
舞台は アメリカの架空の町。性感染症と環境汚染により女性の出生率は大幅に低下して社会の存続が危機にさらされます。そして、危機を脱するためにアメリカでは内戦が起きキリスト教原理主義勢力がクーデターを起こしてギレアド共和国を成立させます。
やっぱりアメリカはキリスト教なんですね~
ギレアド共和国では、世界的な不妊危機に対処するために数少ない妊娠可能な女性を、収監し、子供を産むという仕事を”侍女”として教育し妊娠出産をさせる。
ある日、突然仕事を取り上げられ、貯金を封鎖され、子供を取り上げられる。
そんなことが、実際に出来るのかは不明ですが、これは女性の危機です!
侍女は、司令官と呼ばれる権力者の所有物として別の名前を付けられ、ほぼレイプなんですが、儀式としてセックスし妊娠させられる。まぁ、出産者の意思を無視した「代理出産」をさせられ、生まれた子どもは取り上げられて司令官夫婦の子どもとなる。そして、又別の司令官の家でレイプされて代理出産をする。
そして、子供を妊娠することを正義のように扱うための挨拶がある
ハンドメイズテイル 挨拶の意味
ハンドメイズテイルでは、キリスト教を信仰しているからか常に主を称える挨拶を交わしている。またそれが嘘っぽくていい!よくあるギレアドでの挨拶はこちら
Praised be.
「主の恵みがありますように。」
Under His eye.
「御目の 前で。(みめのまえで。)」
Blessed be the fruit.
「子孫に祝福あれ。」
原作では「子孫に祝福あれ。」と言われたら「主の恵みがありますように。」と返すのがギレアドで決められたあいさつのようです。
そして別れ際に「御目の前で。」と交わすのがギレアドでの正しい挨拶です。
ハンドメイズテイル 衣装の意味
主人公オブフレッドことジューン・オズボー達の侍女のユニフォームは赤、そして司令官の妻は緑青色で、女中はグレイと階級によって決められた色の衣類を身に着けています。
柄がなく単色の衣装は、見ている視聴者にも「この世界は異質」と思わせる効果があります!
裏話としては既存の衣類を使用できなかったため、そのほとんどは製作チームが一からデザインしたハンドメイドなのだそうそう((+_+))こだわりですね~
しかも色も特注で染められているというから本格的!
ある筋の情報によると侍女の赤い衣装に使われているのはパントン色見本の202CPだとのことで、この深紅色を選ぶまでにかなり検討を重ねていうそうです。
では色について
侍女の赤い衣装は、
血の色と新約聖書の福音書に登場するマグダラのマリアを象徴していて、悔い改めた元売春婦のマリアはキリストに従い、彼女は赤いマントを身にまとっていたことから
司令官の妻たちの緑青色の衣類は
純潔さの象徴で、イエスの母である聖母マリアが羽織っている青いマントを表していてます。
また、侍女は外出する時に白い大きなボンネットを被っています。
その理由は。世間から侍女の顔=存在?を隠すためでもあるのだとか。これは女性というか個人の存在や権利をないがしろにしている象徴でもあると思うと、怒りというか、この世界の怖さがさらに強調されます。
また、侍女には耳に赤いタグを家畜やペットと同様に個数管理のためのシリアル番号が記載されています。つまり「管理されているもの」という証ですね。現代なら、GPS機能を埋め込んで場所の把握をしても良さそうなのに、、、あえてシリアル番号だけというのは、どうしてなんだろう~
ハンドメイズテイル 感想(ネタバレ)
未来の話だと思っていると。結構古い儀式めいたことも多く、時間の感覚が狂ってしまいます。
それも製作者の意図なのか???気が付いたところをいくつか挙げてみますね!
1.侍女の耳のタグ
なぜ、シリアル番号だけでGPS機能がついていないのか?
2、SEXの儀式
なぜ、性器の挿入という形をとるのか?今なら体外受精が一般的で、妊娠する可能性も高いはず、なのになぜ???
3.侍女の洗脳について
侍女が、大人しく代理出産を受け入れるために女性の考え方を洗脳していきますが、逆らうと拷問するのです。その拷問は、目をえぐったり、指を切り落としたり、火傷させたりと、拷問する側もされる側もしんどい方法です。今なら薬で簡単じゃないかと???妊娠に影響されない薬だっていくらでも作れるんじゃないかなぁ?
4.妊娠検査薬
えー!この時代でも、尿検査でわかる診断方法をとっているなんてーちょっと衝撃。
もっと手首に何かを当てるだけとか、レーザー探知機とか、もっと進んでいてほしい。まぁ、それくらい人間が生まれる=妊娠するって大変なことでまだ解明できないことなのかもしれません。
5.妊婦のための食事
これも、口から食べるという今と同じ方法。ある時野菜のミックスジュースをジェーンが不味くて吐き出すシーンがありましたが、だったら美味しく作る方法を考え出してよ~って突っ込んでしまっている自分がいました(笑)
と、ほかにも色々あるんですが、続きが見たいので今日はここまで、今度はジェーンについて書きたいと思います(^^♪