「動く指」はクリスティ自身のお気に入り作品10作のうちのおすすめ♪
どこがお勧めなのか早速見てみましょう!
アガサクリスティー ミスマープル おすすめ 「動く指」のあらすじ(ネタバレ)
療養のためにリムストックから半マイル離れたリトル・ファーズ邸に移住した2人を取りまくまちで起こる殺人事件。
オープニングは、バートン兄弟が、おばさんの住むリトル・ファーズ邸にやってくる。
軍隊で足を怪我した長身のハンサムなジェリー(兄)と妹のジョアナは美人で流行の服装なためかあっという間に町の話題をさらうことに。
それが気にいらない女性がいるようで、ジェリーの元へジョアナを中傷する怪文書が届く。
最初は無視するつもりだったが、町中の人に怪文書が届いている。
それに業をにやした牧師夫人のモードは、友人のミス・マープルを呼び寄せる。
「大きな事件ではないけど皆困っているの。助けてほしい」と頼まれた、ミス・マープルは解決に乗り出す。
まずは、弁護士のリチャードの家へ、リチャードの妻モナは、前夫との間にできた子供ミーガンんと顔見知りだった。
最初から何か起こりそうな偶然!
ミーガンは20歳になって、窮屈な町が気に入らない、そして義父ともうまくいっていない。
そして怪文書は
続き、リトル・ファーム邸のお手伝いさんまで辞めてしまう。
そんな時に、ミーガンはジェリー気になって会いに行く。
鈍感なジェリーは、全然気が付かないが、ジョアナは、彼女が兄に気があることを見抜いてほほえましく思う。
一方、ジョアナは、ジェットの主治医オーエンに誘われまんざらでもない。
オーエンも兄弟でウェールズから移住してきたので、バートン兄弟を身近に感じているよう。
オーエンは、妹のエメが病院の受付と薬剤師をしている。
そしてオーエン兄弟は、この町に来た時に、リチャードにお世話になっていた経緯がある。
なんと、エメはリチャードに好意を寄せているが、リチャードは既に妻帯者、子供も3人いるからかなわぬ恋。それを兄のジェットは不憫に思っている。
そんな時に、リチャードの妻モナが死体で発見される。
そばには怪文書「子供の本当の父親が誰かばらしてやる」と書かれていた。警察はこの怪文書とそばにあった紙の切れはし「私には無理」と書かれていたことで、モナの自殺と断定された。
その場にいたミス・マープルは、「自殺じゃないわ。今に分かる」と独自に捜査を始める。
モナのお葬式で、ベアトリスがリトル・ファーズ邸の先輩お手伝いに話があると言っていたのに、行方不明に
ミーガンは心配して探し周り、自分の家の倉庫で、殺されたベアトリスを見つける!
ミーガンは、頼りにしていたジェリーに電話をかける。
検視の結果、殺人と断定されベアトリスはずっと家にいたことが、ミス・マープルによって分かる。
そんな時、すっかり足のよくなったジェリーはロンドンの病院に診察に行く途中、駅でミーガンと会い、一緒に電車で町へ繰り出す♬
ミーガンはびっくりするが、美容院で髪をセットしたり、洋服を買ったり、素敵なレストランでディナーを食べて、大満足!
ジェリーもとっても楽しそう♪家まで送るが忘れがたくキスをする!
何てロマンティック💛
犯人は捕まらず、リチャードの子供の家庭教師エルシーにも怪文書が届く。
エリルのところに警察が来て、タイプを深夜に打っていたことでベアトリス殺害容疑で逮捕される。
おぉ!意外な展開。なぜ?
場面は変わって、リチャードは家庭教師のエルシーとまるで夫婦のようにくつろんでいる。
ミーガンは義父に
「母の薬をいじっていたことを知っている、5000ポンド必要なの」
と言って小切手をもらう。
ミス・マープルはリチャードにわなを仕掛ける。
罠にはまるリチャード。
町をでるエルシー。
平和が戻るリトル・ファーズ邸。
アガサクリスティー ミスマープルのおすすめ 「動く指」のキャスト
ジェーン・マープル
詮索好きな独身の老婦人。
ジェリー・バートン
本作の語り手。傷痍軍人で、療養のためにリムストックから半マイル離れたリトル・ファーズ邸に移住。
ジョアナ(ジョー)・バートン
ジェリーの妹。兄ジェリーとともにリトル・ファーズ邸に移住。
リチャード(ディック)・シミントンとモナ
ガルブレイス・アンド・シミントン法律事務所の事務弁護士。
妻のモナ、3人の子供がいる。
ミーガン・ハンター
モナの先夫の娘。20歳で退屈な町に飽きていて、両親を嫌っている。
エルシー・ホーランド
シミントン家の家庭教師。美人。
オーエン・グリフィスとエリル
2人は5年前にウェールズから移住。
移住してきた時に、リチャードに世話になっている。
兄オーエンは医者、妹エリルは病院の受付&薬剤師
モード・デイン・カルスロップ
教区牧師夫人。ミス・マープルの友人。怪文書事件を解決してもらうためにミス・マープルを呼び寄せた。
ベアトリス
リトル・ファーズ邸のお手伝い。
怪文書でリトル・ファーズ邸からシミントン家へ仕事先を変える。
アガサクリスティー ミスマープルのおすすめ 「動く指」の時代背景の感想
ミス・マープルがお気に入りなのは、2組のカップルが生まれたところかも!
わざわざ、ジェリーとミーガンの一時の小旅行を楽しそうに描いていて、力の入れ具合がよく分かる(≧▽≦)
そして1950年代のファッションや家具が素晴らしい。
ソファも、ふかふかでヴィクトリア様式の洗練されたインテリアが素晴らしい(^^♪